教会学校※こひつじクラブは毎月第2日曜日13時から
教会学校では、聖書のお話をします。
聖書にはイエス様のことが書いてあります。
このページでは、教会学校の先生たちのお話しをしょうかいします。
≪ハリエットとラムゼイ≫
ハリエットは、するどい針をもったハリネズミです。
彼女は、ほとんどいつも一人です。
なぜならば、ハリネズミたちが集まると、必ずと言っていいほど、だれかが傷つくからです。
*チクチクッ* 痛い!*チクチクッ* 触らないで!*チクチクッ* あっちへ行って!
ある日、ハリエットはラムゼイという羊に出会いました。
「私はハリエット!あなたは…?」
「う〜ん、ぼく迷子。」
「Oh! あなたは、あの聖書の迷子の羊?!お会いできてうれしいわ!」
「や、ちがう。あれは、別の羊。ぼくら羊は、よく迷子になるんだ。」
「あら、ダメじゃん!」
「アハハ!そうね…ぼくはラムゼイというんだ。よろしくね、ハリエット!」
こうして、ハリエットとラムゼイは友だちになりました。
ラムゼイを探していたマニーという羊飼いが、やっとラムゼイを見つけました。
「お〜い!ラムゼイ!大丈夫かい?」
ハリエットは、小さい声で、
「ラムゼイ、どうする?逃げる?」
と言ったら、ラムゼイは、
「いやいやいや…マニーはいいやつだ。ぼくを探してくれて、よかった!紹介するね。マニー、こちらはハリエット。ハリエット、マニーだよ。」
「ラムゼイ!かわいいガールフレンドじゃん! ハリエット、ぼくはインマヌエル。マニーと呼んで。」
「かわいい?怒らないの?!なんて優しい! 」
マニーは笑顔で話しました。
「神様が助けてくださるんだ。ラムゼイ、肩に乗って、帰ろう!」
「やぁ、マニー、いつもありがとう!今日、ぼくがハリエットを肩に乗せてもいい?」
「ぼくは、構わないけど、ハリエットはどうなの?」
「う〜ん、ちょっと考えさせて...いいよ!」
マニーも、ハリエットの針の事を気にしませんでした。
「私はだれをも傷つけたいと思わないけど、だれかといっしょに居るだけで、必ずと言っていいほど、どちらかが傷ついちゃうのよ。」
「そのままのハリエットでいいんだよ。あきらめないで!一人じゃないよ!忘れないで、神様があなたのことが大好きなんだよ!聖書にそう書いてある。」
聖書を開いて読みました。
「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。(ヨハネ3:16)」
マニーはその意味を説明しました。
「神の子イエス様は、私たちが神様の家族に加わることができるように、人間として生まれて、罪の罰の身代わりとなって十字架に死なれた。三日後によみがられ、今も生きておられるんだ。私たちが心の扉を開いて、イエス様を迎えるのを待っておられるのだ。どう、ハリエット?イエス様を心に迎えたいと思う?」
「ちょっと考えさせて...いいよ!」
ハリエットは祈りました。
「天のお父さま、イエスさまを通して神様の子どもにしてくださってありがとう。」
ラムゼイとマニーのおかげで、ハリエットはイエス様を心に迎え、幸せに暮らすことができました。
自分を愛し、そして、まわりの者をも愛することを学ぶことができました。
「ラムゼイは、あの日、迷っていて、良かった!*チクッ*おっと、ごめん!」
「アハハ!大丈夫よ。*イテッ*」
(おわり)
<<前回のお話